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髪をすく優しい手の動きにロイドは意識を浮上させた。
(…気持ちいい) 規則的に繰り返されるその動作は心地よく、ロイドは目を閉じたまま暫くされるがままになっていた。 その内、髪をすいていた手はするりと下がり頬に添えられた。 大きく無骨な手だ。 「…ロイド、起きているのだろう?」 温かい手の心地よさに再び微睡み始めていたロイドは低く優しい声に応えるように薄く目をあけた。 「ん、クラトス…」 名前を呼ばれた男は嬉しそうにその精悍な顔に微笑を浮かべた。 クラトスが、余りにもいとおしそうに見詰めてくるものだから、段々と恥ずかしくなったロイドはまるで甘えるようにクラトスの手に頬をすりよせ顔を逸らした。そんな仕草さえもいとおしいのか、クラトスは笑みを深め、ロイドの額に軽く口付けを落とす。 「…起こしてしまってすまなかった。夜が空けるまで時間がある。このまま寝ていなさい。」 「…うん」 近くに愛しい人を感じながら再びロイドは目を閉じた。 あとがき 普段恥ずかしくて甘えられないロイドくんも眠かったら甘えられるよね! なんというか、クラトスの愛は深そうです。4000年生きてるし(笑) 孫を可愛がるような?目に入れても痛くない的な? これ、ただの親子でもありですね PR |
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