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普段ただ生活していただけではあまり気にはならないが、時々見せるクラトスの表情がロイドは苦手であった。
「ロイド…」 そう言ってロイドの頬に付いた泥を拭う武骨な手はまるで壊れ物を扱うように優しい。 「泥がついていた」 「…あぁ、サンキュー、クラトス」 見上げた顔には慈しむような色が浮かんでいる。すっと細められた目はどこまでも優しく深い。 その目を直視した瞬間ロイドは戦慄した。 なんて深い愛を感じさせる目だろうか。ロイドはクラトスのこの顔が苦手だった。 別に目をかけられるのが嫌なのではない、むしろ照れはするが嬉しいと感じていた。 しかし時々恐ろしくなるのだ。この深い愛が。 「どうしたのだ?」 急に俯き黙ってしまったロイドを怪訝に思ったクラトスはそう問いかけた。問いかける声色はどこまでも優しい。 「…いや、なんでもない。」 「そうか。」 明らかになにかあるような態度だったが、クラトスは追求しなかった。そんなクラトスにロイドは罪悪感が募った。 (…ごめん。クラトス) ロイドはそう心の中で呟くとキツく拳を握った。 あとがき ロイドくんは四千年も生きているクラトスの一人息子だから、そりゃぁ、クラトスからの愛は深いだろうなと しかも唯一の希望…重いよ!愛が重いよ!(笑) ロイドくんだって多少戸惑っちゃうよね…いや、どんとこいな男前なロイドくんもいいけどね! PR |
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